【第15回】
「人文系からの提言」
2021年1月18日(月)19:00オンライン開催
小林 康夫(こばやし やすお)先生/東京大学名誉教授
稲賀 繁美(いなが しげみ)先生/国際日本文化研究センター教授
中島 隆博(なかじま たかひろ)先生/東京大学東洋文化研究所教授
【講師】
小林 康夫(こばやし やすお)先生/東京大学名誉教授
専門は表象文化論・現代哲学。2003年から 定年までUTCP(東京大学共生のための国際哲学教育研究センター)の拠点リーダーとして、海外の哲学を中心とした人文科学者と交流活動を展開。著書に『日常非常、迷宮の時代1970-1995 オペラ戦後文化論Ⅱ』『《人間》への過激な問いかけ 煉獄のフランス現代哲学(上)』『死の秘密、《希望》の火 煉獄のフランス現代哲学(下)』『若い人のための10冊の本』『日本を解き放つ』(中島隆博共著)『オペラ戦後文化論1 肉体の暗き運命19451970』『表象文化論講義 絵画の冒険』『君自身の哲学へ』『こころのアポリア』など。
稲賀 繁美(いなが しげみ)先生/国際日本文化研究センター教授
東京大学教養学部教養学科フランス分科卒業。パリ第7大学博士課程修了(新制度博士号)。東京大学大学院人文科学研究科・比較文学比較文化専攻博士課程・単位取得退学。東京大学教養学部助手、三重大学人文学部助教授、国際日本文化研究センター助教授を経て、大学共同利用機関法人・人間文化研究機構・国際日本文化研究センター副所長・教授(兼任)、総合研究大学院大学教授(併任)・元研究科長。専攻は比較文学・比較文化、文化交渉史 近年の著書に『絵画の臨界』(2014)、『接触造形論』(2016,ともに名古屋大学出版会)など。
中島 隆博(なかじま たかひろ)先生/東京大学東洋文化研究所教授
東京大学法学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科中国哲学専攻博士課程中途退学。中国哲学研究者。東京大学大学院総合文化研究科の准教授、東洋文化研究所の准教授を経て、2014年4月より同教授。
UTCP(東京大学共生のための国際哲学教育研究センター」の事務局長、東洋文化研究所副所長を務めた。現在もUTCPのメンバーでもある。中国哲学の脱構築、哲学と歴史、中国の言語哲学を主要研究テーマとして取り組む。著書に『全体主義の克服』(マルクス・ガブリエルとの共著・集英社新書)『思想としての言語』(岩波現代全書)、『悪の哲学—中国哲学の想像力』(筑摩選書)、『共生のプラクシス—国家と宗教』(東京大学出版会、第二十五回和辻哲郎文化賞受賞)など多数。
【概要】
9月に生研で実施した「文系×理系対話」イベントや所報「生産研究」における「文化をめぐる人文と工学の研究グループ」発足の特集号等により、人文系の先生方からご意見・ご提言を頂く機会も増えてまいりました。第15回の文化×工学研究会では『知の技法』で多くの方にもおなじみの小林康夫先生(東京大学名誉教授・表象文化論/現代哲学)、稲賀繁美先生(国際日本文化研究センター教授・比較文化/比較文学)、中島隆博先生(東京大学東洋文化研究所・中国哲学/比較哲学)と人文を代表する3名の先生方にご登壇をいただき、現実的な文理融合、異分野連携の推進に関しての率直なご提言を頂きます。