実施報告

開催日: 2019年12月3日

第5回「スタンフォード大学に見る大学運営のあり方」

投稿日:2019.10.03 カテゴリー:実施報告

【 第5回 】 
「スタンフォード大学に見る大学運営のあり方」
2019年12月3日(火)19:00 
講師: 原田 志保氏(スタンフォード大学アジア太平洋研究所 元事務局長)

【 講師略歴 】
慶応義塾大学法学部政治学科卒、旧日本開発銀行入行。物流食品関連、海外企業の対日直接投資に関わる融資業務やマスコミ・広報業務に携わった後、ハーバード大学ケネディ行政大学院に留学、Master of Public Administration取得。2000年、米国人との結婚を機に、関西支店を最後に11年間の銀行員生活にピリオドを打ち、渡米。2001‐2006年、スタンフォード大学アジア太平洋研究所にて事務局長を勤めた他、米国現地小学校のParents Club で共同会長(フルタイムのボランティア)などの任に就く。

【 概要 】
公的な仕事に関わりたいという想いから政府系金融機関に勤めましたが、米国の行政大学院に留学した際、政府ではない民間組織が様々な公的サービスを手がけるNPOモデルを目の当たりにし、それまで政府対民間という対立軸に基づく議論しかしてこなかった私は目からうろこが落ちる思いがしました。その後、実際にNPOの最たる組織の1つである米国の大学で働くようになり、まさに大学院で学んだNPOの運営を実践する機会を得ました。シリコンバレーの中枢ともいえるスタンフォード大学が、良きにつけ悪しきにつけ、そこに集中すると人と資金をマネージするために築き上げてきた組織体制についてご紹介したいと思います。