【 第4回 】
「いけばな~2020年、それ以降に向けて~」
2019年11月1日(火)19:00
講師: 笹岡 隆甫氏(華道未生流笹岡 家元)
【 講師略歴 】
華道「未生流笹岡」家元。京都ノートルダム女子大学客員教授。大正大学客員教授。京都市教育委員会委員。1974年京都生まれ。京都大学工学部建築学科卒業。3歳より祖父である二代家元笹岡勲甫の指導を受け、2011年、三代家元を継承。2016年には、G7伊勢志摩サミットの会場装花を担当した。近著に『いけばな』(新潮新書)。
http://www.kadou.net/watch/profile/headmaster.html
【 概要 】
いけばなの未来を語る際、最初に思い描くのは、世界の人々をhappyにするために日本文化に何ができるかということ。日本人は、人間と自然は対立するものではなく、人間も自然の一部であると捉える。そんな日本人の自然観や自然への敬意が日本文化の根底にあり、世界に伝えるべきメッセージであろう。
今、日本文化に追い風が吹いている。2020年に向けた文化プログラム、文化庁の京都移転、……。次世代を担う40代のアーティストたちが何を考え、どこを目指しているのか。日本文化の現在を語ってみたい。