実施報告

開催日: 2019年12月9日

第6回「リベラルアーツとして音楽を学ぶ~アメリカの大学事例紹介など」

投稿日:2019.10.09 カテゴリー:実施報告

【 第6回 】 
「リベラルアーツとして音楽を学ぶ~アメリカの大学事例紹介など」
2019年12月9日(火)19:00 
講師: 菅野 恵理子氏(音楽ジャーナリスト)

【 講師略歴 】
音楽ジャーナリストとして国際コンクール・海外音楽教育の取材や、音楽と社会をつなげることをテーマに調査研究・講演・雑誌寄稿などを行っている。著書に『ハーバード大学は「音楽」で人を育てる』『未来の人材は「音楽」で育てる』(共にアルテスパブリッシング)など。オンライン連載に『海外の音楽教育ライブリポート』(ピティナHP)などがある。上智大学外国語学部卒業。在学中に英ランカスター大学へ交換留学し、社会学を学ぶ。全日本ピアノ指導者協会研究会員。

【 概要 】
音楽ははたして「知」なのでしょうか?音楽の学びは古代ギリシアから始まり、中世・近代ヨーロッパで継承され、19世紀半ばハーバード大学を端緒にアメリカにも広まり、現在ほぼ全米の大学で教養科目・専門科目として学ばれています。その歴史的経緯に触れつつ、現在ハーバードやMITなどで音楽がどのように学ばれているのか、実例を交えてご紹介いたします。では音楽にはどのような「知」があるのでしょうか?作曲家たちは誰もがもつ原始的な感覚を最大限にひらいて、高度に知的な芸術創造を行ってきました。彼らは、自分の心を、社会の変化を、自然や宇宙の神秘をどう表現したのか。実際に曲を聴きながら、音楽の可能性を感じて頂ければ幸いです。