実施報告

開催日: 2021年12月23日

第22回 現代人とお寺の関係性 – あの世観と供養観の変容を通じて

投稿日:2021.12.09 カテゴリー:実施報告

【第21回】
現代人とお寺の関係性 – あの世観と供養観の変容を通じて
20211223日(木)1900オンライン開催

【講師】
井出 悦郎(イデ エツロウ)氏
一般社団法人お寺の未来 代表理事

【コメンテーター】
丸井 浩(マルイ ヒロシ)先生
東京大学名誉教授/武蔵野大学特任教授 インド哲学

【井出悦郎氏ご略歴】
1979年生まれ。東京大学文学部思想文化学科卒。東京三菱銀行等を経て、経営コンサルティングのICMG社では一部上場企業の経営改革、ビジョン策定・浸透、グローバル経営人材育成等、「人づくり」を切り口に経営中枢への長期支援に従事。在職中に仏教との出会いを経て、一般社団法人お寺の未来を創業。全国の寺院や宗派を対象とした豊富なコンサルティング実績を持つ。複数の企業の経営顧問も務める。
https://oteranomirai.or.jp

【丸井浩先生ご略歴】
東京大学名誉教授/武蔵野大学特任教授
東京大学文学部印度哲学印度文学科卒業、同大学院修士課程修了、博士課程単位取得退学。博士(文学)。
東京大学大学院博士課程修了後、文部省給費留学生としてインド・プーナ大学サンスクリット高等研究センターに留学およびインド哲学仏教学、比較思想学の世界的巨匠、中村元博士創設の「財団法人東方研究会」専任研究員を経て、1992年東京大学文学部印度哲学科助教授、1999年から2017年まで東京大学大学院人文社会系研究科教授。2018年より現職。

【概要】
核家族化、単身化によって家族の形は変わり、結果として現代人とお寺の関係性は大きく変化しています。特に新型コロナ禍によって変化は加速化し、テクノロジーも絡みながら、亡き人(死者)をどのように弔うかという供養観にも大きく影響しています。また、新型コロナ禍以前からも台頭していたあの世観が、さらに急激な変化を見せています(※弊社調べ)。変容する供養観とあの世観は、死者と生者の関係性を通じた命のバトンリレーを変化させ、社会の連続性にも大きく影響していくでしょう。当日は様々なデータを見ながら、みなさんとご一緒に考えてみたいと思います。