【第16回】
「グリーン・ファイナンス:気候変動対策と金融の新たな潮流」
5月18日(金)19:00オンライン開催
【講師】
高田 英樹(たかだ ひでき)(内閣官房気候変動対策推進室・総括参事官/Green Finance Network Japan事務局長)
【略歴】
1972年生まれ、1995年大蔵省(現財務省)入省。主計局、主税局、大臣官房等を歴任。1997~99年、英国留学。2003~06年、英国財務省に出向し、英国の金融行政や予算編成に携わる。2009年、内閣官房国家戦略室の最初のスタッフに抜擢。2015~18年、パリ・OECD(経済協力開発機構)に出向し、グリーン・ファイナンス(環境金融)を担当。帰国後、Green Finance Network Japanを立ち上げ、本業の傍ら、私的にグリーン・ファイナンスに関する活動を続けている。2021年3月、新設された内閣官房気候変動対策推進室の総括参事官に就任。東京大学法学部卒、ケンブリッジ大学法律学修士、ロンドン大学(インペリアル・カレッジ・ロンドン)経営学修士。
【概要】
「グリーン・ファイナンス」というのは耳慣れない言葉かもしれません。グリーン(環境)とファイナンス(金融)は、あまり関わりのないようにも思われますが、近年ではこれらが不可分のものとして議論されています。今日、環境問題、特に気候変動対策は、世界でも日本でも最重要の課題の一つです。気候変動対策は、その根本において「科学」と「政治」が交錯し、経済、産業、さらには文化・思想等にも渡る、多面的なテーマです。こうした多角的な視点から気候変動対策を議論し、その中で金融が果たす役割について考えていきたいと思います。